|
- iii 藍の運命 歌詞
- iii
- 空が落ちて騒ぎ出した世界の片隅で
靜がに藍を織り成す糸生命縫いとめて いまこうして生まれ変わるふたりの運命は 朽ち果て消えゆくその日まで たとえ苦しんでもいまは見えなくても 熱を帯びて壊れた町は 晝と夜の狹間を暈(ぼか)す あの日君は右手を揭げ 高く振った見え無くなるまで 徬徨い悩んで辿り著いた在り処 現世(うつしよ)の幻影 飛ばせ消えゆく果てへ 撃ち抜いた暗黒も忘れ去り眠れ いま再び巡り會えた世界の傍らで いつかは藍に変わるからと空を抱きしめて またこうして走り出したふたりの運命は 朽ち果て消えゆくその日まで たとえ失ってもいまは遠すぎても めくるめいた記憶咲いて 螺旋描き鮮やかになる いつか還る時は來るの 雫落ちて波紋のように広がってゆく 扉開け放ち駆け出した鼓動 すべて透き通るそして終焉の日 輝く礎の導き遙か 風が吹いて季節は巡り 過去と現在(いま)の隙間を隱す あの日君は何も言えずに 背中見せて歩いていったの 行き交い迷って誘われ來た在り処 現世(うつしよ)幻影 飛ばせ凍てつく果てへ 撃ち抜いた暗黒も 泣き濡れた善悪も 括られた怒りさえ 忘れ去り眠れ 永遠より長い今を世界は思い出す 染め抜く藍を見つけるのは空を渡る歌 まだこうして光褪せぬ ふたりの運命は 朽ち果て消えゆくその日さえ きっと響き渡るずっと離さないで 口を閉ざす種もやがて 海を渡り辿り著くはず いつか分かる時が來るわ 夜を照らし覚悟のように咲き誇る藍 咲き誇る藍…
|
|
|