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- 加藤登紀子 冬の螢 歌詞
- 加藤登紀子
- 冬の風に咲く花びらあなたにあげるわ
別れの思い出に祈りをこめて 冬の朝に生まれた人は冬を愛しつづけ 哀しみのその數だけ人を愛せるわ ふきやむな冬の風よ季節がかわっても 冬の螢のようにはるかかなたへと とんでゆけ 太陽が空に沈むときあんなに赤くて美しいのは 太陽がさよならを言っているからだって 誰かが言ったわ 今私があなたにさよならを言っても 空は赤く染まってはくれないけれど 出來ることなら空いっぱいに 花火を打上げてあなたに贈りたい 思い出のひとつひとつに火をつけて 冬の空いっぱいに花火を打上げて あなたに贈りたい それが私のさよなら それがあなたへのさよなら 冬の風に飛び立つ鳥は冷たさを愛し ふきつける嵐の中へ身を躍らせる 旅立つあなたの胸に今火をともして 哀しみのその數だけ燃やしてほしい ふきやむな冬の風よ季節がかわっても 冬の螢のようにはるかかなたへと とんでゆけ
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