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- 新居昭乃 アトムの光 歌詞
- 新居昭乃
- すべての空の色を覚えている胸の奧に
今テレビに映るアトムの雲広がるの
熱を計るように あなたは私に手をあてて 睫毛の先を噛む 朝霧を口に含むように 小さな命が芽生えてる このからだがただ悲しむの テーブルにはコーヒー 他になんにもないこんな朝に 何を殘せばいい? そっとふたり抱き合うけど 目覚める街の隅で 鳥は今日も鳴いている
遠い國の丘の 地雷の上にも咲くアザミ そんなふうにいつか 私たち強くなれるかしら 窓を開けたら空は この部屋の中まで照らしてくれる そして何も知らずに生まれる生命を 迎えてくれる 見てアトムの光 痛いくらい青い空も ささやかな夢さえも燃えてしまう 幼い日の夕焼け あなたと見た雨の夜明け すべての空の色を覚えている いつまでも
終わり
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