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- 原由実 いばらの燈々 歌詞
- 原由実
- 移ろう季節に取り殘されぬよう
時計の針にしがみついた 爭いの業火は影さえ焦がして 猩紅の海にすべて沈んだ いつの間にか誰かが吹き消した 大切な燈を忘れていた 抱きしめたいばらの宿命なら 穢れなど恐れはしない 風のまま徬徨う朧月夜に 指先は辿る君の元へ 傘も差さずに立ち盡くす君に 何の言葉も渡せなくて 昨日の夢を思い出すよりも 今日の痛みを覚えていたい 歪みだしたセカイの雲間から 一筋の陽が照らしていた 宛ても無いこの旅の果てには どんな花が咲いているだろう 運命を切り裂いていくこの手で いつの日か君の頬を撫でよう 眠れぬ夜を數える毎に胸に宿した いばらの燈々いばらの燈々一縷の光 抱きしめたいばらの宿命なら 穢れなど恐れはしない 宛ての無いこの旅の果てには どんな花が咲いているだろう 風のまま徬徨う朧月夜に 指先は辿る君の元へ
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