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- 相坂優歌 翡翠蝶の棲む処 歌詞
- 相坂優歌
- この手に觸れたって
捕らえられない わたしは誰のものでもなくて ほんの今ひととき 見えざる檻で囲われている 飛んで行けない
都會は樹々のない森 出口を探す逢魔ヶ刻 群れ往く人間(ひと)の心は 涸れた泉ね 星さえ映さない 空見上げ立ち止まる わたし孤獨感じながら だけどもっと一人に なりたかったほんとは 壊したいんじゃない 逃げてるんじゃない とうに崩れた魔法の國で 息づいている蛹 閉ざした想い 未だ輝く夢を信じて 眠れる翡翠の翅
満月に霧に揺らいで 瞳に落ちる 蜘蛛の巣模様の影 光戀う魂も 時に闇を求めている 微笑う仮面の下に 叫び聲を沈めて 誰も構わないで 追ってこないで けして汚れぬ聖域の中 青い繭包まれ 少女のままで ただ美しい日々をあやして 微睡めわたしの蝶
この手が觸れたって 捕らえられない 自分は未知の 存在(もの)でありたい すべてを知らずとも すべて抱きしめ 恐れはせずに 飛んで行きたい 壊したいんじゃない 逃げてくんじゃない とうに崩れた魔法の國で 息づいてる蛹 満ちてく想い いつか綺麗な夢を信じて 羽化する 蝶はわたし
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