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- 葉月ゆら 第四幕 月だけが見ていた 歌詞
- 葉月ゆら
- アメリ「さあ聞いて頂戴ね私の戀生きとし生けるもの皆同じはずね
或いはそう語りっくせぬ數多の悲喜劇これもまたそのひとつ」 アメリ「小さな町の片隅でただ咲かせた花とも行かずその咲く相手選べなくとも 良人に廻りあったそう思ったはずなのに 私の運命呪うわね」 アメリ「月だけが何もかも全部知っるのよ 廻る戀模様誰のものも闇夜のただ一人の傍観者 秘密を抱えて黙っていられて?」 アメリ「誰もけして逃れられないのよ誰かに戀せずに生きることなんて」 アメリ「さあ聞いて頂戴わ私の戀私ねこの人に戀していたのよ たとえ何か他のものを目當てにしていても関係ないくらいに」 アメリ「いつかもっと沢山の戀を知りそれに生きたいと思っても この人に全て戀も捧げたここで死んでもいいとさえ思えていたのに その願いさえ葉わずに」 アメリ「月だけが私をただずっと見下ろして 何も言わずにいるだけなの言葉なきただ一人の犯罪者 あなたが皆を狂わせているのね?」 アメリ「(支離滅裂な言動、戀について様々なことを並べるように)」 (私は戀し戀し戀して戀に行けるさがめぬまま ただ一つの戀さえもそれを果たせず夜の虜 幻影の街に不幸が二つ今宵は忙し夜のね でもあたしね止まらない戀に焦がれでこの身を燃やすわーー) アメリ「ねぇあなたが誰なのか分かる気がするわ あなたはきっとあの月の遣わしたものよね? 戀する相手はこの人だけじゃないって教えて!」 アメリ「月燈り私のことをずっと見ていて 息を潛めて夜のしじま手を取ってただ一人の共犯者 さあ踴りましょう戀に戀して」 アメリ「月だけが二人をただすっと照らすのね 廻る戀模様夜を往くのまさかねただ一人の戀人? そんなんじゃ私戀してしまうわ?」 怪⼈「アメリ、戀多き君よ。君の戀路を阻むものはもういない。 さあ行こう。夜の続く限りに」
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